Windowsのプロダクトキーは捨てない方が良いらしい
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Windowsのプロダクトキーは捨てない方が良いらしい

2022/08/23 公開

Windows 2000から始まるリテール版ライセンス

民生用PCのWindowsライセンスは、PCのプリインストール版(OEM版)で入手するか、PCパーツと組み合わせたDSP版として購入する場合が多いのではないかと思います。

私は若い頃は突っ張らかって、ショップブランドのPCをOS無しで購入してLinuxディストリビューションパッケージを突っ込んでいました。SlackwareやRedHatを体験しつつ、日本語環境がまともになったと感じたのはKondara/MNU Linuxが初めてだったでしょうか。その後Momonga LinuxやGento Linuxを経由しながら、Ubuntuで統合されたユーザ体験を得て、なんだかそれでつまらなくなってApple信者なマカーになったのは別の話でした。

私がWindowsのライセンスを単独で購入したのは、Windows 2000でした。量販店などの店頭で箱(シュリンクパックとか言いましたな)に入ったリテール版を2ライセンス、当時は非常に痛い出費でありましたが、Linux上のVMwareで、また物理的PCの上で、利用するために近所の氷川神社の石段から飛び降りる気持ちで購入したのでした。

その後、Gatewayの小型デスクトップPCにプリインストールされていたWindows Meを一度も起動させずに速攻消したり、SONY VAIO type PにプリインストールされていたWindows Vistaで筋の良さと仕上げの悪さを実感したりしつつ、自分が積極的に入手し大切にし続けるWindowsライセンスは、このWindows 2000のリテール版ライセンスx2だったのでした。

MS-DOSに産毛なのか禿げ散らかした毛なのか、何かしらが生えただけのようなWindows 95/98 や、カーネルやファイルシステムはそこそこ素晴らしいのに見た目がウンコ塗れなWindows NT 3.51やウンコを拭き取っただけのWindows NT 4.0から、ようやく許してやらなくもないWindows 2000に時代が進み、これならばWindowsを使ってやっても良いか、となったわけです。

Windows XP?なんだか評判が良いみたいですが、Windows 2000とWindows 7の間に埋もれてるし、タスクバーが丸っこくて太くてダッサいクソって印象しか無いです。会社の配備PCがXPだったので、Windows 95以来のUIに切り替えて使ってました。

Windows 7が登場し、アップグレード版のリテール版ライセンスを2個購入。

Windows 8が登場し、アップグレード版のリテール版ライセンスを2個購入。

Windows 10が登場し、無償でアップグレードして同時にライセンスがプロダクトキーからデジタルライセンスに移行。

Windows 11が登場し、アップグレード可能になったらすぐに無償でアップグレード。

この間、様々な環境のVMware上を転々としてきたリテール版ライセンスx2でした。近年はintel版Mac上のVMware Fusionで動く時間が長くなっていたでしょうか。複数台のMacBookを併用しているので、据置用母艦となる主機と、モバイル用の補機と、2ライセンスはいつも必要な状況でした。

Apple Silicon悲喜こもごも

Apple Siliconは凄くて、悲喜こもごもです。詳細は世の中に文章が溢れているのでそちらに譲ります。

さて、Apple Silicon上のmacOS上でWindowsを動かすのが最近までは至難の業でした。利用期限があるし正式版ではないInsider Preview版は何だか使いたくないし。プレビュー版を追い掛けるほどにはWindowsを愛してはいない。そもそも2ライセンスを維持し続けているリテール版ライセンスをどうしてくれるんだ。SurfaceやThinkPadでARM版のWindows 10/11が動いてるというのに、何故それを解放せんのだ。わざわざApple Silicon上で動かそうとしている私が悪いんだが。

そんなところにParallels Desktop 18です。正規版Windows 11をダウンロードしてインストールできるとのこと。

Parallels Desktopのクセ

仮想マシン環境はずっとVMwareなので(1.0がリリースされた頃から愛用)、Parallels Desktopだとどうも勝手が違います。Windows 11をダウンロードしてくれるのは良いのだけれど、一気にインストールまでしちゃうのは勘弁して。インストールしない(時間を要さない)選択肢がデフォルトであってほしい。

こうしてインストールしたWindows 11に、intel版Windowsのデジタルライセンスを移行できると言うのですな。ありがたい。

Windowsデジタルライセンスでの問題

いや、できないんだが。おい。

Parallels Desktopの仮想マシンにインストールしたWindows 11の設定アプリから、ライセンス認証しようとして、「最近ハードウェアを変えたよ」と、EdgeでMicrosoftアカウントのWebサイトにサインインし、保有するデジタルライセンスを本環境に移行する。

ってのができない。「制限回数を超えました」とか返してくる。ちょと待てこら。2ライセンスある筈のリテール版ライセンスのいずれでも、このエラーが発生する。

ARM版Windows 11のみの問題かどうか分からないけれど、設定アプリのライセンス設定箇所では、電話で認証する選択肢も表示されない。

Windows 2000から始まったリテール版ライセンスの価値もここで潰えるのかゴルァ…ごるぁ…

。゚(゚´Д`゚)゚。

プロダクトキー(;´Д`)ハァハァ

色々試した結果、Windows 8 Proのアップグレードライセンスを示すプロダクトキーをARM版Windows 11に入力したら、認証された。保管しておいて良かったー。

MacBook Pro(2021)とM2 MacBook Air(2022)を持っていて、その両方にParallels Desktopトライアル版をインストールしており(試用期限が切れる頃にParallels Desktop Proサブスクリプションを2ライセンス購入する予定)、いずれのWindows 11でもプロダクトキー入力により認証を得ることができました。当然ながら、所持する2ライセンスを2台に振り分けて入力しています。

Microsoftアカウントでは以前からのデジタルライセンスが登録されたままになっているので、それはサイト上で削除しました。

プロダクトキーは捨てないでおこうね、ということで、タイトルだけ読んでいただければ結構です。という話でした。

それにしても、Windows 8 Proのプロダクトキーだなんて、2世代前のバージョンのライセンス情報を利用できるとは。デジタルライセンスに移行させられた時点で無効化されているものと思っていましたし。色々謎です。

おしまい。